INTERVIEW
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新しいことへのチャレンジを
てらいなく後押ししてくれる
「いわぎんイズム」というべき風土

⻄⼭ 忍 NISHIYAMA SHINOBU
いわぎん未来投資(株)代表取締役
Profile
大手信託銀行を経て2013年入行。本店営業部、総合企画部、DX Lab、フロンティア事業室を経た後、2023年より「いわぎん未来投資」代表取締役就任。

自分たちの新規事業案が、現在所属する「会社」に

「岩手銀行」を親会社とするベンチャーキャピタル(VC)である「いわぎん未来投資」で、代表取締役を務めています。当社では将来性のあるベンチャー企業への投資を行っていますが、資産運用を目的に事業会社や個人投資家から資金を募るファンドではなく、母体である岩手銀行から資金を拠出し、岩手銀行グループと協業する可能性がある先に投資する「コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)」である点がVCとの大きな違い。金融の枠を超えた新たな事業領域への挑戦を目的に、外部連携強化の役割を担う組織として設立しました。当社の創業は、私が中心となって作成した新規事業案がきっかけでした。2021年に銀行法が改正され、従来の銀行業務の枠を超えた動きが可能となったことや投資専門子会社による出資規制が緩和されたことを機に「今CVCが面白いです!」と上層部に訴えたところ、GOサインが出たんです。代表就任は「やりたい人間がやるのが一番」「これまでの子会社代表と違って、ベンチャー企業の経営者と同年代の若い代表も面白いんじゃないか」と託された形でした。

前職の大手信託銀行では、有価証券管理システムの開発プロジェクトや、市場国際部門の企画立案などを担当していました。当行に入行後も「新しいものを立ち上げる」業務ばかりでしたので、地方銀行員としてはちょっと特殊な経歴かもしれません。私自身は九州出身なのですが、第一子が誕生するタイミングで、落ち着いて子育てができる環境を求めて、妻の実家がある盛岡への移住を決意。転職先には“岩手のリーディングバンク”である岩手銀行を第一に考えていました。地域のリーディングバンクかつ、上場企業として地域のリーディングカンパニーであれば、伝統的な銀行業務だけでなく、いろいろな業務があり、前職のキャリアも良い形で生かせそうだという予感があったんです。

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投資先とともに成長し、地域の課題を解決

実際に入行してみると、いい意味で“地銀らしくない”、柔軟な組織だと感じました。私は入行間もない時期から「あれがよさそう」「これが面白い」といろんな案を思いついては、上司に話をしたり企画書を作っていたんですが、意外にも「よし、やってみよう」となんでも前向きに検討してもらえるんですよね。最も大きなチャレンジは「当社の創業」でしたが、それ以前にも現在の「デジタル推進部」の前身となった「DX Lab」や、新規事業立ち上げを目的とした「フロンティア事業室」など、新部門の発足にも多く関わらせていただきました。

現在は東京での投資活動が中心ですが、規模としてはまだ小さいものに留まっています。しかし将来的には大きな成功事例をいくつか作り、運用規模を大きくさせたいと考えています。今後、投資先との協業により当行グループが提供できるサービスや事業が発展していくものと考えています。投資先とともに当行グループが成長し、地域の課題解決力を向上させる。ひいては地域産業の成長促進につながり、地域を豊かにできると考えています。大きな可能性に挑戦させてもらっているありがたみを感じつつ、グループ会社の代表として、岩手銀行グループの企業価値向上につながる実績を残したいと思っています。

いわぎんの魅力
何か新しいことにチャレンジする際「まずリスクを考える」のではなく、「ポジティブな可能性」の方を見て考える風土(上司が多い)が、大きな魅力であると感じます。もちろん挑戦へのサポートも万全ですし、人材が必要であれば育成する体制も整っている。「やってみなはれ」という上司、先輩が多いのは、チャレンジする雰囲気が「いわぎんイズム」として刻まれているからかもしれません。「地域に貢献したい、新しいことに挑戦したい」人には、この上ない環境ではないでしょうか。

※掲載の仕事内容、役職、所属は取材当時のものです。

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