いわぎんグループは、経営理念である
「地域社会の発展に貢献する」「健全経営に徹する」のもと、
持続可能な地域社会の実現に向けて、
地域が抱える社会問題や環境問題の解決に積極的に取り組み、
国連において採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の
達成に貢献してまいります。
岩手銀行の経営理念である「地域社会の発展に貢献する」「健全経営に徹する」をすべての活動の拠り所としたうえで、CSR、CSVおよびESGのプロセス(取組み)を通じて、SDGsの達成に貢献してまいります。
「地域社会の発展に貢献する」 「健全経営に徹する」
「事業性理解」とは、お取引先企業の事業内容や課題、成長可能性をよく理解したうえで企業価値向上の支援を行うことです。お取引先企業の企業価値を向上することで、その集積体である地域経済や産業の底上げを図ります。
地域の経営者の方の多くが世代交代の時期を迎え、事業承継やM&Aは身近で重要な経営課題となっています。岩手銀行ではお取引先企業の円滑な事業承継やM&Aをサポートするとともに、次世代経営者の育成も支援しています。
いわぎん次世代経営塾
岩手県内は事業所数、従業者数とも減少傾向にあるなかで、学卒者の県外への流出は増加傾向にあります。岩手銀行では、地域の雇用を創出し、地域経済を活性化する起業や創業、新事業開発の取組みを積極的に支援しています。
リエゾン-I 研究開発事業化育成資金贈呈式
岩手銀行では、岩手県内の各自治体と地方創生に関する連携協定を締結して、各自治体と連携しながら、地域の「しごと」と「ひと」の好循環づくりや、好循環を支える「まち」の活性化に全力で取り組んでいます。
外国人留学生モニターツアー(釜石市でのサイクリング体験)
東日本大震災を契機に、クリーンなエネルギーとして再生可能エネルギーの重要性がますます高まっています。岩手銀行では、北海道に次ぐ全国第2位の面積を有する岩手県において、豊かな自然を活用した再生エネルギー事業の普及・拡大を支援しています。
八幡平市地熱資源開発事業
二戸市と「漆の林づくりパートナー協定」を締結しパートナー企業として同市内に自行の漆林を取得、管理しています。二戸市は漆の国内生産量7割を誇る一大生産地であり、岩手銀行は「漆原木の安定確保」とともに「地域ブランドの維持・向上」も支援しています。
岩手銀行では、LED照明など環境に配慮した店舗づくりを進めているほか、お客さまとの各種手続きや報告書などにおいてペーパーレス化を推進しています。また、CO2排出の抑制や地域の景観保護を目的として、公共施設などが行う緑化の取組みや清掃活動などのボランティアにも協力しています。
岩手銀行では、ご当地ヒーロー「ガンライザー」のキャラクターと一緒に地域の小学校を訪問して「お金の出前授業」を行っており、TV番組でも、金融教育ミニコーナーを放送しています。また、中学生を中心に職場訪問を受け入れているほか、高校生を対象にした金融出前授業、大学生への寄付講座など、世代に合わせた金融教育活動を行っています。
岩手県内にあるプロスポーツチームへの協賛を通じて、地域のスポーツ振興に貢献しています。また、盛岡市が所有する盛岡南公園球技場の施設命名権を取得し、「いわぎんスタジアム」の愛称で親しまれています。
盛岡市中ノ橋通にある旧本店本館を「岩手銀行赤レンガ館」として2016年7月から一般公開しています。明治時代の建築様式やさまざまな歴史ある展示物を見学できるほか、コンサートや展示会にもご利用いただき、地域の賑わい創出にも貢献しています。
岩手銀行では職員一人ひとりが働きがいを感じる職場づくりに努めています。そのなかでも女性の活躍推進については、女性向けの各種研修会の開催や育児休業者支援セミナーなどの復職サポートを通じて働きやすい環境の整備に取り組んでいます。また、女性の管理職登用やキャリアアップも積極的に応援しており、女性活躍推進法にもとづく「えるぼし(3段階目)」認定を受けています。
育児休業者支援セミナー
岩手銀行では職員の仕事と子育ての両立を支援するため、岩手大学と共同で事務所内保育所を設置し、運営しています。この保育所の愛称は、岩手大学と岩手銀行のイメージキャラクターの名前が双方とも「がんちゃん」であることから、「がんちゃんすくすく保育園」と名付けられました。また、「配偶者が出産した男性行員等に占める育児休業取得者の割合」「女性行員等の育児休業等取得率」などの実績が認められ、厚生労働省より「プラチナくるみん」事業所に認定されています。
岩手銀行では、経営の透明性の向上、取締役会の監督機能の強化を図るため、2018年6月に監査等委員会設置会社に移行し、一層のガバナンス強化に努めています。現在、取締役会全体に占める社外取締役の割合は40.0%であり、また女性の社外取締役は2名選任されています。