
平素より、岩手銀行をご利用、お引き立ていただき、誠にありがとうございます。
当行は、1932年5月の創立以来、「地域社会の発展に貢献する」「健全経営に徹する」という経営理念のもと、地域のリーディングバンクとしての歩みを進めてまいりました。永年にわたる皆さまからの温かいご支援、ご愛顧に心から感謝申しあげます。
さて、当行が営業基盤とする岩手県は、少子高齢化や都市部への人口流出による人口減少、働き手不足など、経済・社会構造の変化に伴う課題が急速に顕在化しているほか、米国の関税政策や地政学リスクの高まり等による先行きに対する不透明感も広がりつつあり、金融仲介機能を担う地域金融機関として当行の果たすべき役割は一層大きくなってきていると認識しております。
こうした中、今年度に最終年度を迎えました「第21次中期経営計画~地域価値共創プラン~」(計画期間:2023年4月~2026年3月)におきましては、多様化・複雑化する地域のお客さまの課題解決に向け、預貸ビジネスを中心にグループの総力を挙げたソリューション営業に取り組むとともに、コンサルティング能力と専門性を備えたプロフェッショナル人材の育成に努めてまいります。また、店舗機能や金融サービスの充実、デジタル化の推進による生産性の高い業務運営体制の構築に取り組むほか、重要なご資産をお預かりする金融機関として、マネー・ローンダリング等金融犯罪対策やサイバーセキュリティ強化への対応などの経営管理体制を一層強化してまいります。
当行グループは、今後とも、地域社会、お客さま、株主・投資家の皆さまから信頼いただける強固な経営基盤を堅持するとともに、地域の未来を共に創る「価値共創カンパニー」を目指して、時代の流れを的確に捉え、変化を恐れず常に挑戦する姿勢で臨んでまいりますので、なお一層のご愛顧を賜りますようお願い申しあげます。